自治体だけじゃ足りない?災害ごみ処分で知っておきたい裏側
熊本で大雨や洪水などの災害が起こると、生活に直結するのが「大量の災害ごみや不用品の処分」です。
「自治体にお願いすれば何とかなる」と思う方も多いのですが、実際には自治体の回収だけでは対応しきれない現実があるのをご存じでしょうか?
今回は、片づけの現場で働く専門家の私が実際に体験したことや、専門家として見てきた「自治体回収の限界」について詳しくお話しします。
熊本の自治体ごみ回収の仕組み
まず、熊本の各自治体では「粗大ごみ」や「臨時災害ごみ」の回収サービスが用意されています。
通常時であれば、熊本市の場合「粗大ごみ(大型ごみ)」の収集は、事前申込制(戸別収集、有料)で申し込みをすれば指定日に回収してもらえる仕組みです。
また、災害発生時には特別に臨時の回収所や仮置き場が設けられることもあります。
これだけ聞くと「安心できそう」と思えますよね。
ところが、実際に災害後に利用してみると、いくつか大きな課題が見えてきます。
予約が殺到!「すぐに処分したい」が叶わない
最も大きな問題は、申し込みから回収までに時間がかかることです。
災害が起きた直後は、多くの家庭で家具や家電が使えなくなります。結果、自治体への申し込みが一気に集中。数週間先まで予約が埋まってしまうことも珍しくありません。
私自身も洪水被害のあとに自治体の回収を申し込んだのですが、実際に回収してもらえるのは数日後と言われました。また、1 回の収集に申し込める大型ごみは、5 個までなどの制限もある場合があります。
その間、カビや臭いが広がり、家の中にとどめておくのは本当にストレスでした。
自治体では回収できない品目がある
もう一つ注意が必要なのが、自治体では引き取れない品目があるという点です。
たとえば…
- テレビ・エアコン・洗濯機・冷蔵庫などの家電リサイクル対象品
- 消火器・タイヤ・塗料などの危険物
- ピアノや大型金庫などの重量物
こうしたものは自治体回収の対象外になる場合があります。
今年の8月10日11日の大雨に関しては、熊本市では家電4品目(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)についても、大雨で被害を受けたものに限り、事前にごみゼロコールに申し込みをすることで、無料で回収をしてもらえます。(大型ごみ処理券は不要)
私の知人は、浸水で使えなくなった冷蔵庫を処分したくても自治体が引き取ってくれず、結局民間業者に依頼するしかありませんでした。
被災後の生活がままならない状態では、こういった情報があるかないかではその後の片付けのスピード感にも影響が出てきます。
自力で運ぶのは現実的に厳しい
さらに、自治体回収の場合は「指定の集積所に自分で運び出す必要がある」ケースが多いです。
被災後の重い家具や濡れた布団を自分で運ぶのは想像以上に大変。
しかも、車がない方や女性の一人暮らし世帯ではほぼ不可能です。
私の知り合いの高齢の女性も、自治体の集積所までベッドを運べず、泣く泣く放置していたと話していました。
だからこそ「地域密着業者」という選択肢がある
こうした現実を踏まえると、自治体回収と業者依頼をうまく併用するのがベストだと感じます。
特に熊本のように災害リスクが年々高くなっている地域では、
「くんえい総建」は地域密着で活動している業者で、熊本県内全域に対応しています。
- 電話一本で見積もりから回収までスピーディー
- 女性の一人暮らし世帯でも安心のサポート
- 処分だけでなくリユース・買取で費用軽減も可能
という特徴があります。
「自治体+業者」で効率的に片付けを進めよう
災害ごみや不用品の片付けは、スピードと量の両方に対応できる体制が必要です。
自治体サービスをフル活用しつつ、業者を上手に組み合わせることで、家を早く片付け、普段の生活を取り戻すことができます。
第2回の整理
- 熊本の自治体は災害ごみに対応してくれるが「予約の遅れ」「対象外の品目」「自力搬出の負担」という課題がある
- 自治体回収だけに頼るのは現実的に厳しい
- 地域密着の不用品回収業者を活用すれば、スピーディーかつ安心して処分できる
もし今、災害後の片付けで「どうしても処分が進まない」と感じている方がいれば、プロの力を借りることも解決策のひとつです。
👉 次回の第3部では、
「安心して頼める?不用品回収業者の選び方とチェックポイント」
について、さらに深掘りしていきます。
独自ルートで海外貿易を行っているため貿易対象物はお買取りが可能
通常リサイクル店や不用品回収業者では、使用済みの食器や鍋などの買取りや再販は難しく、埋め立てゴミとして処分されることがほとんどです。
しかし、くんえい総建ではこうした使用済みの食器や調理器具を回収しまだ使用可能なものは途上国へ支援物資として輸出しています。その他衣類やベッド、婚礼家具、学習机など日本国内では廃棄処分しか出来ないようなものも、まだまだ必要とする国へ輸出しています。
くんえい総建は、リユースすることでゴミを減らし、環境に優しい取り組みをしております
不用品処分のご相談はくんえい総建へ
最後までお読みいただきありがとうございました。
ご家庭で眠っている、置き場に困っているなどの不用品を処分する際はまずはくんえい総建にご相談ください。間違っても違法な不用品回収業者にはご注意ください。
くんえい総建は行政からも許認可をいただいた回収業者でありながら、古物商許可証も保有しています。ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。